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『南国少年パプワくん』27周年おめでとうございま〜す!

パプワも誕生から早27年、ともに歩んでこられて本当に楽しかったなーって思います。
これからもともに歩んでいきたいと思っておりますのでよろしくお付き合いのほどを…!!

←3/3のくりこちゃんバースデーで、もういっちょ描いてたパジャマくりこちゃん。
せっかくなのでアニメの銀髪で💕
これ描いてる時からダブルヒロイン描いてるくらいまで、27周年に寄せて、こちらで書きたいことがあった気がするんですけど、先日アップしたアニメ最終回まんがにコメントいただいて、すっごい語りたくなってしまったので、今日は先にその話するぅー!

アニメって美貌のおじさまが島にやって来て、もう一度迎えに来るまで3話分の猶予があって、その間「身の振り方を考えておけ」って言われたシンちゃんが身の振り方を考える時間が割とあったんですよね。
その上で、お迎えから別れのあの瞬間までの間にあった、「一晩まんじりともせずパプワの帰りをを待つシンちゃん」というシーンの追加、本ッ当に神シナリオだな…!って思ってます。
夕焼け逆光の「いつかなんて日はいつだ」も、最後に言葉を交わして秘石を預ける月夜のシーンもすっごくドラマティックだったし…!!
1年というアニメの放送期間を考えると1期はあそこで一旦最終回とするのがベストだったと思うんですけど、原作通りにシンちゃんが島を離れるシーンをきっちりやりながら、敢えて原作とは違った時間の流れで、ということについて最近すごく考えます。
もし現在のように期間をあけて2期を製作・放送しようとした場合、カセットブックの2巻みたいに帰ろうとするけど帰れない、おじさまには一旦お帰りいただいて1期終了、2期のアタマにアニメでの変更点のように何話かやった後にもう一度迎えに来ていただいて日本支部へ〜、という方が自然にそのあとの原作につなげやすかったんじゃないかな?って思うんですよね。
まぁでもあの最終回のシーンは絶対やりたいよね……。パプワ2にあたる作品を続けて放送できてた場合は、原作通りおじさまは帰らない方がスムーズかも?とか、いろいろ考えてます。
1期のみの放送、という場合、おじさまが島にやって来るのをエンドウくんの話(と、アニオリ2話分)より前に持って来てあとでまた出直していただく必然性が特に今思いつかないないので、(まさかサービス様アニメ初登場を夏コミにぶつけるためでもないでしょうしw)そうすることで「シンちゃんとパプワに考える時間があった」というのが原作との大きな違いであり、アニメ版最終回のキモとして際立つことになるのかなと思います。

身も蓋もない話をすると原作に追いつかないように引き延ばすつもりでおじさまには一旦お帰りいただいたけど(それはそれで神アニオリ回が増えただろうし観てみたかったな…!)、後番が天下のスラムダンクということで急遽終了が決まってしまって、慌てて3話でトンボ帰りしていただくハメになっただけのよーな気もするんですけど(笑)、そこは、想像力と妄想力をフル稼働して、何か意味を見出そうと悶々と考え巡らせた方が楽しいじゃないですか〜

で、実際原作でおじさまが来てからシンちゃんが島を出るまで、どのくらい時間があったのか、どれくらいの時間帯だったのか(「ごちそうさま」を聞いたのはお昼だったのか夕飯だったのか)、はっきり描かれてはいないんですけど、少なくともパプワ様が外泊したってことはないよね…?って思うので、アニメでのあの夜、シンちゃんは、パプワは、チャッピーは、おじさまは?島のみんなは?どんなことを考えて、どんな風に過ごしたのかなって考えて、胸が締めつけられるような切なさに身悶えました…。ありがたや、ありがたや…、神アニメありがたや…///
(アラッシたちもそれぞれ思うところがあったんだろうな…っ考えてたんですけど、冗長になりそうだったので今回は割愛しました。また折を見てそっち視点からの「あの夜」も描いてみたいなーって思ってます。

原作の、突然のお迎えから畳み掛けるようにコタちゃんの秘石眼のことを告げられ、(おそらく)混乱のなか考える余裕もないまま日本に帰ることになって、あのパプワとチャッピーの姿をヘリから見たとき、シンちゃんにとってパプワがどれだけ大きな存在になっていたか、簡単に離れられるような存在じゃなくなってたっていうことを突きつけられるあの演出、運命に有無を言わせず引き裂かれる怒涛のあの感じ本当に素晴らしい…!!って思ってるから、どっちも最高の演出で、どちらも甲乙つけがたいッツ!!って嬉しくも悩ましいところです。
原作と変更されたシーンや演出が、どっちも素晴らしい…!って心から思えるのって、本当にすごいことだよなぁって素直に思います。
ただ、アニメ終了時にはまだわからないことだったけど、原作の最終回でもシンちゃんにはパプワとどうするか、どうしたいのか、考えたり選んだりする機会が与えられなかったから、アニメでじっくり考える時間が与えられたこと、それで実際シンちゃんが出した答えは私にはわかりませんけど、機会があったことはよかったなぁって思います。
いっぱい考えてくれたんだろうなってことが、それだけで、すごく嬉しいです。
そんなわけで、素晴らしい作品に出会えたこと、すごく幸せだなぁって今年も思う27周年でした〜(´∀`*)

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